買った本。狼と香辛料

狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

読み始めの感想
中世を舞台に、行商の主人公と狼の化身の少女ホロの旅の物語。
時代設定のためかのんびりとした牧歌的な世界観の中、主人公と老獪なホロのからかいやちょっとした駆け引きをふくんだ掛け合いで進んで行きます。その中に、経済・商業上のスキーム(取引を巧く行うための経済構造を利用した手法)が折り混ざって行く。ここら辺が、香辛料なんだろうね。
経済を扱った作品だと、最近の傾向では行動の早さや規模の大きさ*1で押してゆくものが多かったので、こんなスローペースで進んでゆく話は新鮮に感じた。この物語の方が、読んでいて落ち着くのでこちらのスピード感の方があっているのではないかと思った。
さてコレから話が盛り上がってゆくだろうけどどうなるやら。
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*1:資金調達の早さ、世界規模の行動力など